温泉キュイジーヌ

立春とは名ばかり、まだ2月ですものね。

寒いので温泉に行こう！

と思い立ち、大分の別府温泉に行ってきました。

上人ヶ浜町のホテルはまさにオーシャンフロント。

ロビーから扉一枚でまるで海に浮かんでいるようなソファもありました。

ちょっと外に出てみましたが寒いので早々に退散しましたが...春か秋ならここでのんびり過ごすのも楽しそうですね。

今回の旅の一番の目的は、温泉キュイジーヌ。

別府は温泉の湧出量が日本一だそうで、町中を歩いていてもそこかしこから湯けむりが勢いよく上がっているのですが、

その力強いお湯の蒸気や温泉水を最大限に生かしたイタリアンレストランです。

オットエセッテ大分　（Otto e Sette Oita)　別府の鉄輪温泉にあります。

温泉水でパスタをゆで、蒸気で食材を蒸し、熱で料理をする、という、自然の恵みを味わえるレストランです。

オットエセッテというのは、8と7　というイタリア語で、

大分が幕末まで小藩分立制度により8藩７領に分けられたことに由来するそうです。なるほど。

（でも、タクシーの運転手さんに、オットエセッテと言ったら　”は？？”と言われてしまったので、柳屋（旅館）と言った方が良いです。柳屋に併設されているのがオットエセッテです）

古い民家を改造したレストラン、インテリアも雰囲気がありとても素敵。

お料理もひとつひとつ詳しくご説明いただき、ゆっくりと味わうことができました。

ひとつひとつ手をかけて目にも美しく盛り付けられたアミューズからはじまり、

にんじんのムース

こちらはカルパッチョ。

鯛は口溶け良くふっくらと蒸してあり、これこそ温泉キュイジーヌと感心しながら頂きました。

アワビのリゾットも絶品でした。

使われている海の幸山の幸も、地元のもの中心に厳選されていて、お店のこだわりがうかがえます。

このあと、牛肉のグリルがあったのですが写真を撮り忘れ（泣）でも、とても美味しくいただきました。

ワインもいろいろ種類があり選ぶ楽しみがあります。

ちなみに、このレストランが併設されているのが前出の柳屋という旅館ですが、

こちらに宿泊すると、自炊というオプションもあり、共同で使う温泉が吹き出す蒸気の釜（のようなもの）がありました。

お泊まりの方々が、お肉やお野菜、海の幸を蒸しているのをちらっと見ましたが、とてもうらやましかったです。

釜の横には、食材別のオススメ蒸し時間も表示されていて、ますますやってみたい気持ちが強まりました。

次回はぜひこちらに挑戦したいです！！

美味しい温泉キュイジーヌから一晩明けた朝、

日の出の写真を撮ってみました。

やはり東京と大分では日の出の時間がずいぶん違います。この写真は7時13分。

東京ならとうに日が上っている時間です。30分くらいは差がありそうです。

飛行機でわずか1時間半、でも不思議な距離を感じた朝でした。